松村北斗が主演、堀田真由がヒロインを務める映画『まだ見ぬ君へ』が、2027年4月2日(金)に全国公開される。あわせて、ティザービジュアルと特報映像が解禁された。 「顔も名前も知らない。それでも、君に会いたい。」 東京と函館、離れた場所で暮らす2人をつなぐのは、彼の“声”と彼女の“視界”。大林利江子の小説『副音声 まだ見ぬ君へ』を原作に、出会うはずのなかった2人が少しずつ心を通わせていく姿を描く。 松村北斗と堀田真由が演じる、顔も名前も知らない2人 松村が演じる主人公・陽介は、司法試験に落ち続け、引きこもり生活を送るフリーター。堀田は、函館で暮らす目の見えない女性・望海を演じる。 自分の未来を見いだせずにいる陽介と、生きる希望を失いかけている望海。お互いの顔も名前も知らないまま、同じ景色を共有する時間が、2人の日常を変えていく。 監督は、ドラマ『シナントロープ』『MISS KING』などを手がけた山岸聖太。脚本は原作者の大林利江子が自ら担当する。 映るのは、声を通して広がる函館の景色 薄暗い部屋でパソコンに向かう陽介が、桜の咲く道の様子を言葉にする場面から始まる。 映し出されるのは、路面電車の走る街並みや、夕陽に染まる海、夜空を照らす花火。函館の風景に陽介の声が重なり、2人がひとつの視界を共有する感覚が伝わってくる。 やがて、世界をもう少し見たいと願う望海と、彼女に会いたいという思いを募らせる陽介。距離を隔てながら近づいていく2人の感情を、松村と堀田が表現している。 あらすじ|依頼人の“目”になる仕事から始まる恋 ある日、陽介は「副音声」と呼ばれるシステムのアルバイトを始める。それは、リモートでつながった目の見えない依頼人の視界を確認し、目の前の情景を音声で伝える仕事。 パソコンに映るのは、遠く函館で暮らす望海の見ている世界だった。 依頼人の私生活に踏み込まず、目の代わりに徹すること。そのルールのもと、陽介は望海に景色を伝えていく。しかし、時間を重ねるうちに、仕事としての関係には収まらない思いが芽生え始める。 彼女に景色を伝えることで、陽介自身の世界にも少しずつ色が戻っていく。声と視界だけで結ばれた2人は、やがて互いに惹かれ合っていく。 松村北斗と堀田真由が語る、物語への思い 松村は、原作を読んで、登場人物が懸命に生きる温かな世界に惹かれたとコメント。声と視界でつながるからこそ生まれる、微妙なすれ違いやもどかしさにも触れている。 一方の堀田は、人との関係に宿る温もりに心を動かされ、このラブストーリーに挑戦したいと感じたという。望海を演じる中では、見えないものを感じ、信じる豊かさを大切にしたと語っている。 ■松村北斗(陽介役) お話をいただいて、まず「副音声」という馴染みのある言葉でありながら、どのような内容なのか掴めない原作タイトルが非常に印象的でした。原作を拝読して、架空の物語でありながら「世界のどこかで本当にあったのではないか」と思えるほど、リアリティがあり、登場人物たちが懸命に生きる温かい世界観そのものに強く惹かれました。声と視界だけで繋がるふたりの微妙なすれ違いや、もどかしい距離感は、深く心を動かされると思います。 物語の結末を迎えたあとも、ふたりの未来や周りの人たちをずっと応援したくなるような作品になっていますので、ぜひ観ていただけたら嬉しいです。 ■堀田真由(望海役) 初めて脚本を読ませていただいたとき、一筋縄ではいかない人と人との繋がりや、その中に宿る温もりを描いた優しい物語に心を打たれました。 これまでラブストーリーにはどこか気恥ずかしさを感じていましたが、この物語にはそんな気持ちを越えて飛び込んでみたいと思わせてくれる力がありました。 望海と向き合う日々の中で、目には見えないものを感じ、信じることの豊かさに触れながら、一つひとつのシーンを大切に紡ぎました。生きていれば、前を向くことさえ難しい日がどうしてもあると思います。そんなとき、誰かの何気ない言葉や優しさに救われることがあります。映画にも、そんな力があると信じています。 この作品が、観てくださる方の心に寄り添い、明日を生きる小さな力となれば幸いです。 ■大林利江子(原作・脚本) うまくいかないとき、自分で自分の世界に呪いをかけてしまうことがあります。 それでも誰かとつながることで、世界にもう一度色が差していく。そんな思いを込めた作品です。 すばらしいスタッフ、キャストの皆様のお力によって、この作品が映画化されることを大変嬉しく思い、心より感謝しております。物語を書いたのは随分前ですが、AIが大きく進歩した今だからこそ、伝わるものもあるように思います。函館の風景の中を歩くように、映画の世界を楽しんでいただけたら嬉しいです。 ■山岸聖太(監督) 監督を務めました山岸聖太です。 ネットに触れれば見たくないものまで見えてしまい、どんなことも可視化されてしまう昨今です。だからこそ、視えないことが心を惹きつける。視えないから、より想う。そこから勇気を出して踏み出す一歩がお互いを高め合う。この二人の物語は、今の時代だからこそ描く意味があるのかもしれません。函館の儚い空気と共に、陽介と望海の行末を見守って頂けたら幸いです。そして、この作品で描かれる「副音声制度」が現実になることを心から願っています。 映画『まだ見ぬ君へ』作品情報 公開日:2027年4月2日(金) 主演:松村北斗 共演:堀田真由 監督:山岸聖太 原作:大林利江子『副音声 まだ見ぬ君へ』(河出文庫) 脚本:大林利江子 配給:松竹 ©2027「まだ見ぬ君へ」製作委員会 映画公式サイト・特報はこちら 映画公式X