『南極料理人』『さかなのこ』などで知られる映画監督・沖田修一による、初の本格書き下ろし小説『さとこはいつも』が、2026年8月21日に文藝春秋から刊行される。同名の完全オリジナル映画を撮るうちに生まれた作品で、“書かずにいられない”3人のさとこたちを温かく描く人生賛歌だ。 映画監督・沖田修一による初の本格書き下ろし小説『さとこはいつも』が、8月21日(金)に文藝春秋から刊行される。監督デビュー20周年の節目に生まれた特別な一冊で、ニュースは7月1日に発表された。 映画から生まれた、一からの小説 きっかけは、3人の「さとこ」という女性が物語を書こうとする完全オリジナル映画だった。脚本を書くうち、彼女たちが書いた中身までは描き切れないと気づいた沖田が選んだのは、ノベライズではなく、一から小説を書きあげること。 沖田は「映画のノベライズというのがどうしても我慢できず、この物語に登場する彼女たちのように、新しい気持ちで一から小説を書いてみたいと思いました」とコメント。「書きたいけど、あんまり上手く書けない、どこにでもいそうな普通の人の気持ちを書きました」と、作品への想いを語っている。 世代の異なる3人の“さとこ”たち 物語に登場するのは、世代の異なる3人のさとこ。中学2年生の中井聡子は、迫りくる高校受験を薄目で見ながら、屋上で恋バナに花を咲かせる日々を送る。35歳の西田沙都子は、韓国カルチャーと姪っ子を愛し、映画配給会社でしゃにむに働くうち、無難なコピーばかりひねり出すようになってしまった。 そして55歳の飯島里子は、毎朝3人の息子のお弁当を作り続けて20年。三男の最後のお弁当の日、家族は誰もそのことに気づかない。ふと顔を上げれば、学生時代に抱いていた小説家の夢もはるか遠くに――。塩辛への愛に初恋、不倫、家族。彼女たちには、書かずにはいられない物語があった。 映画は9月18日全国公開 小説と対をなす映画『さとこはいつも』は、2026年9月18日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかで全国公開される。出演は有村架純、石田ひかり、吉田羊、オダギリジョー、筒井道隆ほか。監督・脚本を沖田修一が務め、音楽は柴田聡子、主題歌は折坂悠太「シミレ(feat. 柴田聡子)」が担当する。 『南極料理人』『横道世之介』『モリのいる場所』などで国内外の評価を集めてきた沖田が、初めて小説という形で紡ぐ物語。映画と一緒に、あるいは小説だけでも楽しめる二つの入り口が用意されている。 ■書誌情報 ・書名:『さとこはいつも』 ・著者:沖田修一 ・発売日:2026年8月21日(金) ・判型:四六判上製カバー装 ・定価:1,980円(税込) ・ISBN:978-4-16-392136-5 ・書誌URL: https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163921365 ■映画情報 ・タイトル:『さとこはいつも』 ・公開:2026年9月18日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開 ・出演:有村架純、石田ひかり、吉田羊、オダギリジョー、筒井道隆 ほか ・監督・脚本:沖田修一/音楽:柴田聡子/主題歌:折坂悠太「シミレ(feat. 柴田聡子)」