東京23時 Night.3 阪本奨悟 誰もがひとつは持っている、東京の夜の記憶。 夢を語り明かした夜、理不尽に泣いた夜、何者かになりたくて焦っていた夜。 そんな“自分だけの特別な夜”のストーリーを、パワーボムのアイテムとともにお届けします。 今夜は阪本奨悟さんが登場。 レコードバーに出かけます。 夜の散歩がてら、レコード音楽を聴きに、渋谷にあるRECORD BAR analogへ。 最近は音楽に向き合っている時間以外にも、散歩しているときとか、トレーニングが終わったあとの、脳がいちばん純粋に働いているときが、作曲への糸口に繋がることも多いんです。 音楽に向き合う時間と同じくらい、それ以外の“無意識に過ごす時間”も大切にしています。 音楽の入り口はサザンオールスターズやミスチルなどのJ-POP。 洋楽ではビートルズが好きです。この時代にこんな豊かな音楽を作っているんだっていうことに感動します。 ふだんは家でも作曲部屋やリビング、寝室など、いろんな場所で音楽を聴いていますが、 大きなスピーカーで聴くレコードの音はまた違って、味わい深いところが好きです。 最初に楽器に触れたのは僕が小学校 4年生のとき。 学校から夕方に帰ってきたとき、父がリビングで夕日をバックに、映画みたいにタバコ吸いながらギターを弾いていて。 そのシルエットとか姿がすごくカッコよくて、そのあと恐る恐る父の部屋に忍び込んで、ギターをポローンってやってみたら、うわーって電撃が走ったんです。 「すげえ! なんだこの音!」みたいな。 それを見た父が、奨悟は弾きたいのかな、と思ってくれたみたいで、邦楽のコードブックを買って、コードをひとつずつ教えてくれました。 その後はコード を1個1個覚えるたびに嬉しくて、弾ける曲が増えていくのが楽しくて•••という感じで、のめり込んでいきました。 10代のころから素晴らしい音楽に触れて、いろんなアーティストに影響を受けて音楽を作ってきたけど、いざレコード会社と契約して、自分でCDを出すようになったとき、思い描いてたような自分にはなれていない、自分が感銘を受けたような音楽には追いついてないと感じて、落ち込んでしまった時期もありました。 自分の引き出しの少なさに絶望したんですよね。そのときは歌詞を書くにしても、言葉の知識だったり、ボキャブラリーや表現方法のすべてが自分は乏しいと感じて、塞ぎ込むというか、内省する時間が濃くなりました。 でも今思うと、その自問自答とか弱さや迷いみたいなものを感じたままに書いたその時の曲は、あのときの自分にしか書けないものだったんじゃないかと思います。 役者をやるようになっても、自分が書いてない言葉を自分のものにする作業の難しさを感じることがありましたが、学ぶことも多かったです。 音楽もお芝居も主人公がいて、物語があるところに共通点を感じていました。 両方とも言葉から作り上げられる世界が映像として頭の中に浮かんで、そこからストーリーが広がっていくところが似ていると思います。 そして役者業も音楽も人前に立って何かを伝える仕事であり、人と作り上げていく仕事であることは同じ。 どちらも受け取る相手のことを考えたり、誰かと一緒に作っているからこそ、自分の想像を超えるような表現にたどり着ける瞬間があります。 だから、どちらの仕事に対しても柔軟に、頭でっかちにならず、人間らしく向き合いたいなと思っています。 そしてその気持ちが今の自分のなかにある答えであり、大切にしていることでもあります。 Profile/阪本奨悟(さかもと・しょうご)1993年6月13日生まれ。兵庫県出身。シンガーソングライター/俳優。ミュージカル「テニスの王子様」に4代目越前リョーマ役で出演。2017年5月31日に福山雅治プロデュース「鼻声/しょっぱい涙」でメジャーデビューを果たす。同年、10月14日公開の映画『恋と嘘』の主題歌、挿入歌を担当し話題に。その他にも、アニメ「奴隷区 The Animation」や 劇場版「王室教師ハイネ」のOP主題歌なども担当。ミュージシャンとしての躍進を続ける。俳優としても2018年3月よりミュージカル『刀剣乱舞』へ出演。音楽劇「まほろばかなた」では主演の高杉晋作を演じ、演劇調異譚「xxxHOLiC」シリーズにも出演、舞台「鬼滅の刃」では主演の竈門炭治郎役を演じている。また、7月22日(水)スタートのフジテレビ毎週水曜22時~放送の『Tokyo middle 30』に出演しており、音楽・舞台・映像と幅広い活躍を続ける注目のアーティスト。 スペシャルコラボレーショングッズの販売は こちら からどうぞ♡ 8月5日正午〜 販売スタート🎵 撮影/山崎優祐 スタイリング・ヘアメイク・編集/前田紗良 アシスタント/小池あずさ 衣装協力/ POWER BOM 撮影協力/ RECORD BAR analog