いま、国立公園が気になる理由 絶景を見るためだけでなく、深呼吸したり、なにも考えずに歩いたり。そんな時間をくれる場所として、国立公園に惹かれる人が増えている。 日本で最初に指定された国立公園のうち、4つのエリアが2026年に 指定90周年 を迎える。そこにあるのは、ただ美しい景色だけじゃない。自然と人の暮らしが、長い時間をかけて重なってきた“物語”。 森に包まれる、十和田八幡平国立公園 ブナの森、静かな湖、やわらかく流れる水音。十和田八幡平国立公園は、「なにもしない時間」がいちばん似合う場所。 奥入瀬渓流を歩いたり、湯けむりに身をゆだねたり。火山が生んだ自然とともに、心のざわめきまでゆっくりほどけていく感覚が残る。 富士山から、海へ。富士箱根伊豆国立公園 ひとつの旅で、山も海も島も楽しめるのが富士箱根伊豆国立公園。 富士山を眺める朝、箱根で温泉に浸かる午後、伊豆の海にきらめく夕方。 “スケールが大きい”のに、どこか身近。何度訪れても、違う表情を見せてくれる場所。 自然と信仰が溶け合う、吉野熊野国立公園 山、川、海。そして、祈りの文化。吉野熊野国立公園では、自然と人の営みが、静かに寄り添っている。 桜の吉野山、熊野川の流れ、那智の滝。“神秘的”という言葉が、しっくりくる時間が流れる場所。 物語を歩く、大山隠岐国立公園 神話や山岳信仰が今も息づく大山隠岐国立公園。 山を歩き、海を眺め、人が自然とともに生きてきたことを、体感として受け取れる場所。 派手さはないけれど、じんわり心に残る風景に出会える。 “行く”より、“感じに行く”旅へ 指定90周年を迎える4つの国立公園は、 日本の自然がいちばん美しいかたちで残されてきた場所。 予定を詰め込まなくてもいい。写真を撮らなくてもいい。 ただ、そこに身を置いて、自然に気持ちをゆだねてみる。 そんな旅が、いまの気分にちょうどいい。