秘密基地で遊んでいた3人が見つけたのは、現金600万円。その偶然をきっかけに、慣れ親しんだ関係が少しずつ変わり始める。 中村七瀬監督のショートフィルム『Unknown』が、インドネシアで開催された国際映画祭「Jakarta Film Week 2026」の公式ラインナップに選出された。 国内の短編映画祭での上映に続き、海外の観客にも届けられた本作。子どもたちの選択を通して、人の関係や価値観を見つめる物語に注目したい。 廃墟で見つけた600万円が、3人の関係を変えていく 主人公は、両親の借金を理由に居場所を失った小学生の裕介と、妹の美沙。 2人は、心を許せる幼なじみの和哉とともに、秘密基地で遊んでいた。 そんなある日、廃墟で思いがけず現金600万円を発見。同じ環境で育った3人の関係に、軋みが生まれていく。 突然、大金を手にしたら、自分ならどうするだろう。登場人物たちの置かれた状況や選択から、観る人にも問いを投げかける作品となっている。 国内の映画祭から、ジャカルタの観客へ 『Unknown』は、「ぐんま次世代映像クリエイターコンペ」への企画選出をきっかけに制作された短編映画。 2026年には、米国アカデミー賞公認の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2026」のJapan Competitionに選出され、公式上映された。 今回選出された「Jakarta Film Week 2026」は、10月21日(水)から25日(日)まで、インドネシア・ジャカルタで開催。 主催者発表によると、世界82か国から1,200本を超える応募が集まったという。 約10年ぶりの短編制作で、監督が向き合った問い 監督を務めた中村七瀬は、CMやMV、ドキュメンタリーなど、幅広い映像制作に携わるディレクター。 本作は、約10年ぶりに制作したショートフィルムとなる。 制作にあたっては、映画を通して何を問いかけ、どう表現するかを改めて考えたという。600万円を拾った3人の関係と、それぞれの選択を描くことで、国籍を問わず受け取れるテーマを目指した。 国内外の映画祭で作品を届ける機会を得たことから、映画がさまざまな人とつながる手段になると実感したことも明かしている。 作品概要 作品名: Unknown 監督: 中村七瀬 出演: 堀雅陽、安藤柚聖、菊地芽彩、にしやま由きひろ、もりゆうり 制作: pump Inc. 主な映画祭選出歴: ・ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2026 Japan Competition ・Jakarta Film Week 2026 公式ラインナップ 映画祭公式サイトの作品情報はこちら https://jakartafilmweek.com/films?search=Unknown 制作会社の公式サイトはこちら https://www.pump.tokyo/