川床明日香のトコトコ、メトロ散歩。 ♯01 女優・川床明日香が、メトロに乗って新たな東京の魅力に出会いにいく小さな旅の記録。 知っているのに、意外と知らない街の歴史や文化を体験しに出かけます。 今日訪れたのは、東京メトロ丸の内線、四ツ谷三丁目駅。 江戸時代に大名屋敷や甲州街道の要所として栄えた歴史を持つ街。 周辺には武家屋敷や寺社が置かれ、明治以降は花街としても賑わいを見せていました。 明治時代以降、かつて大名屋敷だった広い敷地が次々と別の用途に変わり、荒木町などは芸者衆が行き交う粋な花街・歓楽街へと発展しました。 戦災を免れた部分も多く、現在でも「車力門通り」や、迷路のように入り組んだ石畳の路地に当時の名残をとどめています。 最初に立ち寄ったのは老舗のふりかけ屋・錦松梅(きんしょうばい)。 江戸の人々は「奢(おご)りに往く」といっては、月に二度ほど家のもの全員で料理屋に足を運んだといい、味を楽しむ気風にあふれた時代だったそう。 「錦松梅」は江戸の風味を今に伝える伝統のふりかけとして現在も「食道楽の粋に徹す」という思いのもと、その味わいを守り続けているふりかけ屋さん。 味は1種類のみの「佃煮ふりかけ」。 創業者が道楽で作ったものをその後引き継ぎ商品化。人から人へ広がり、万人に愛されている「味の芸術品」。 伝統工芸品である有田焼と、現在でいうコラボレーションのようなかたちで販売が始まった有田焼容器入りの商品は、お土産や季節のご挨拶にも人気。不定期で新しい柄に入れ替わるので、お気に入りを見つけたら早めの購入がおすすめ。 長屋の建物や石畳の道が今も残る、情緒あふれる荒木町周辺を散策。 津ノ守弁財天と策(むち)の池。 四方が坂に囲まれていて、すり鉢状の地形の底にある名所。 荒木町を散策後は四ツ谷方面まで足を伸ばして、創業嘉永三年(1850年)の老舗酒屋、鈴傳に併設されている「スタンディングルーム鈴傳」へ。ここは角打ち(立ち飲み)の発祥のお店。 いざ入店! かつて官公庁が四ツ谷にあったこともあり、お役所から荒木町の料亭待合所まで、各所にお酒を届けていたそう。 その頃からお店の一部を角打場としても提供していて、お役人から市井の人々にまで愛されたお店。 今日も開店の17時からあっという間にお客さんがいっぱいに。 日本酒の種類が豊富なだけでなく希少な種類も取り揃えているのは、老舗酒屋さんならでは。 金曜日の今日は、銘酒の十四代がグラスなみなみ1杯1300円でいただける日でした。 十四代がこの価格で飲めるのは水曜と金曜日だそう。 POFILE 川床 明日香 /かわとこ・あすか 2002年7月10日生まれ。福岡県出身。 2014年「第18回ニコラモデルオーディション」にてグランプリを受賞(総勢11,256人)。近年の出演作に連続テレビ小説『虎に翼』(24/NHK)、映画『沈黙のパレード』(22)、『室町無頼』(25)、舞台『フロイス-その死、書き残さず-』(25)、ドラマ『LOVED ONE』(26/CX)に出演。NHK FM「サカナクション・山口一郎 〜Night Fishing Radio〜」にレギュラー出演中。舞台『春よ来い、マジで来い』、初主演映画『うるさいこの音の全部』など公開待機作品も多数。 出演・撮影・文字:川床明日香 ( @asuka_tokotoko ) 企画・編集・撮影・ヘアメイク:前田紗良 ( @sara0726 ) 撮影協力:錦松梅 https://www.kinshobai.co.jp/company/company.html スタンデングルーム鈴傳 http://suzuden-sake.com/stand.html