浴衣を着る機会が増えるこの季節、うなじや背中の肌状態が気になる女性は78.3%にのぼる——。皮膚科・美容皮膚科を手がけるアイシークリニック(医療法人社団鉄結会)が7月29日に発表した意識調査で、夏祭りや花火大会を前にした女性たちのリアルな肌悩みが浮かび上がった。 調査は、過去3年以内に浴衣を着た経験がある20〜50代の女性300名を対象に、7月6日から15日にかけて実施された。浴衣は襟を抜いて着付けるぶん、普段は隠れているうなじや背中の上部が大きく開く。自分では見えにくいのに、周囲からは目につきやすい——そんな部位だからこそ、気になってしまう人が多いようだ。 最も多い悩みは「背中ニキビやニキビ跡」で38.7%。次いで「できもの・イボ」を挙げた人も22.3%と少なくなかった。一方で、対策の中心は市販品や入浴時のケアといったセルフケアが過半数を占め、皮膚科を受診した人は15.0%にとどまる。うなじにできものができても67.0%が放置または様子見という結果も明らかになった。受診をためらう理由として最も多かったのは「見せるのが恥ずかしい」という声だった。 同院の髙桑康太医師は、背中ニキビは顔と同じく保険診療で治療でき、生活習慣の見直しと合わせることで改善しやすいと説明する。汗をかいたらこまめにシャワーを浴びる、ボディソープは低刺激なものを選んでゴシゴシ洗わない、通気性のよい衣類を選ぶ——といった日々の心がけも、肌トラブルの予防につながるという。イベントの1〜2か月前から余裕を持って準備しておくことが、浴衣姿に自信を持つための近道になりそうだ。 自分では見えにくい背中やうなじも、少し意識するだけでケアの仕方は変わる。花火大会シーズンを、後ろ姿まで心地よく迎えたい。 ■調査概要 調査主体:アイシークリニック(医療法人社団鉄結会) 調査対象:過去3年以内に浴衣を着用した20〜50代の女性 300名 調査期間:2026年7月6日〜7月15日 調査方法:インターネット調査